施工事例
鋼矢板圧入工事 硬質地盤クリア工法
N値107の玉石混じり砂礫に鋼矢板を圧入|削孔穴の崩落リスクに対応した大久保谷地川バイパス工事
玉石混じり砂礫への鋼矢板圧入|ゼロボード採用・削孔穴の崩落リスクに対応した大久保谷地川バイパス工事
栃木県宇都宮市の「準用河川大久保谷地川バイパス築造工事(第1工区)」において、玉石混じり砂礫地盤への鋼矢板圧入施工を行いました。使用した鋼矢板はSP-III型、長さ13.0mです。圧入した鋼矢板自体を型枠として利用する「ゼロボード」が採用された工事です。
今回の施工条件と課題
施工箇所では、地表面から約2.2m以深に、直径10~50mmの円礫を主体とする砂礫層が分布していました。この地層には直径50~80mmの円礫が介在し、さらに直径100~150mmの玉石も混在していました。
硬質な地盤への対応に加え、含水比が大きく、密度も非常に高い土質でした。施工にあたっては、削孔穴の崩落リスクにも注意が必要な条件でした。
鋼矢板を型枠として利用するゼロボードの採用
本工事では、圧入した鋼矢板そのものを後工程の型枠として利用するゼロボードが採用されました。この計画に基づき、長さ13.0mのSP-III型鋼矢板の圧入施工を行いました。
玉石混じり砂礫と削孔穴の崩落リスクへの対応
大きさの異なる円礫と玉石が混在する地盤に対し、削孔穴の崩落リスクに注意しながら鋼矢板の圧入を進めました。元請会社の協力を得ながら、こうした施工条件に対応し、鋼矢板圧入工事を完了しました。
工事概要
- 工事名
- 準用河川大久保谷地川バイパス築造工事(第1工区)
- 工事内容
- 鋼矢板圧入工事
- 施工場所
- 栃木県宇都宮市
- 施工期間
- 2013年10月(平成25年10月)
- 矢板形式
- SP-III
- 矢板長
- 13.0m
- 土質
- 玉石混じり砂礫
- 地盤の特徴
- 地表面から約2.2m以深に、直径10~50mmの円礫を主体とし、直径50~80mmの円礫と直径100~150mmの玉石を含む砂礫層が分布
- 特記事項
- 鋼矢板自体を型枠として利用するゼロボードを採用
- 施工上の留意点
- 削孔穴の崩落リスク
- 元請会社
- 大幹建設株式会社様
玉石混じり砂礫地盤での鋼矢板工事をご検討の方へ
渡辺アーステック株式会社では、硬質地盤や玉石混じり砂礫地盤への鋼矢板圧入工事に対応しています。地盤の硬さだけでなく、含水状況や削孔穴の安定性なども踏まえ、地盤資料や設計図面を確認したうえで施工方法を検討いたします。
鋼矢板圧入工事をご検討の際は、ボーリング柱状図や設計図面などをご用意のうえ、お気軽にご相談ください。