施工事例
硬質な玉石を含む礫層に鋼矢板260枚を圧入|硬質地盤クリア工法による小倉堰頭首工補修工事
硬質な玉石を含む礫層に鋼矢板260枚を圧入|先行削孔時の工具摩耗に対応した小倉堰頭首工補修工事
栃木県の思川に設けられた取水堰「小倉堰」の頭首工補修工事において、硬質地盤クリア工法による鋼矢板圧入施工を行いました。小倉堰では、経年劣化による取水量の低下や、洪水などの災害への懸念から補修工事が行われました。
施工地盤は硬質な玉石を含む礫層で、長さ5.0mのSP-III型鋼矢板を合計260枚施工しました。先行削孔時には、硬い玉石によるオーガービットやケーシングの激しい摩耗が課題となりました。
今回の施工条件と課題
地盤には硬度の高い玉石が含まれており、鋼矢板の圧入に先立つ削孔作業で、オーガービットやケーシングの摩耗が大きいという条件でした。
また、近隣工区との施工調整も必要であり、硬質な玉石を含む地盤への対応と、周辺工区との作業調整の両方が求められました。
硬質な玉石による先行削孔時の工具摩耗
本工事では、玉石を含む礫層に対して先行削孔を行いました。地盤に含まれる玉石は非常に硬く、オーガービットやケーシングの摩耗が激しい状況でした。
本事例では、地盤に含まれる玉石の硬さが削孔作業の難しさにつながりました。鋼矢板の施工方法を検討する際には、N値だけでなく、こうした玉石の性質や削孔時の施工性にも着目する必要があります。
鋼矢板260枚の施工と近隣工区との調整
長さ5.0mのSP-III型鋼矢板を合計260枚施工しました。施工にあたっては近隣工区との作業調整も必要となり、元請会社のご協力のもと、鋼矢板圧入を安全に完了しました。
工事概要
- 工事名
- 小倉堰頭首工補修工事
- 工事内容
- 頭首工の補修に伴う鋼矢板圧入施工
- 施工場所
- 栃木県
- 施工期間
- 2020年2月~3月
- 施工工法
- 硬質地盤クリア工法
- 矢板形式
- SP-III
- 矢板長・施工枚数
- L=5.0m・260枚
- 最大N値
- 不明
- 土質
- 玉石を含む礫層
- 特記事項
- 先行削孔時のオーガービット・ケーシングの激しい摩耗
- 元請会社
- 株式会社大澤土木
玉石を含む硬質地盤への鋼矢板圧入をご検討の方へ
渡辺アーステックでは、硬質地盤クリア工法による鋼矢板圧入に対応しています。
硬質な玉石を含む礫層や、先行削孔時に工具への負荷が大きくなる地盤についても、地盤条件や設計図面を確認したうえで施工方法を検討します。
玉石を含む硬質地盤への鋼矢板圧入工事をご検討の際は、ボーリング柱状図や設計図面などの資料を基に、お気軽にご相談ください。
関連するよくあるご質問
N値だけで鋼矢板の施工可否を判断できますか?
N値だけで施工可否を判断することはできません。本事例では、硬質な玉石によってオーガービットやケーシングの摩耗が激しく、削孔作業の課題となりました。
施工方法の検討では、N値に加えて、玉石の硬さや大きさ、混在状況、地層構成、鋼矢板の形式・長さ、使用機械、作業スペースなどを総合的に確認します。
玉石を含む地盤でも鋼矢板を施工できますか?
玉石を含む地盤での施工実績があります。本事例では、硬質な玉石を含む礫層に、硬質地盤クリア工法で鋼矢板260枚を施工しました。
施工可否や採用する施工方法は、玉石の性質や地盤条件、現場の施工環境によって異なります。ボーリング柱状図や設計図などを基に検討します。